医療現場を支える有資格者読めば分かる、資格の偉大さ☆

ブラッシュアップが必要な医師

医療のプロフェッショナルである医師ですが、その肩書きを名乗るために必要な資格は医師免許しかありません。
医師国家試験をパスすれば誰でも名乗ることができる医師の肩書きですが、多くの医師がそうであるように、外科医や内科医など専門や技能を証明するような肩書きを名乗るために資格を取得している場合があります。
いわゆる専門医資格やある技能についての認定医資格がこれにあたり、これらの資格を得ることによって医師の活躍の場を広げることができます。

では、これらの資格は国家試験をパスしなければならないのでしょうか。
実は専門医資格や認定医資格は、各分野の医療職によって構成される団体が独自に認定していることが多く、医師免許ほどの大きな関門ではないケースが多いです。
しかし、医師のなかでもある分野の専門家の仲間入りを目指すという以上、そこに飛び込んでいくだけの技能や知識を求められることが多いです。
広く学ぶことが要求される医師国家試験とは毛色の違う試験だけに、苦しんで突破する医師も少なくありません。

近年専門医制度が更新され、一定年数ごとに専門医を名乗っても良い実力があるかどうかを測られることになりました。
これまでは一度取得すれば一生名乗っていられた専門医の肩書きが、より明確に技能や知識を証明するものに変わっています。
患者さんにとっても、医師の能力が保証されている方が安心でしょう。
医療職は常に勉強を重ね、医療に必要な学力のブラッシュアップを日々行う必要があります。